版画コース
アートスクールの版画コースは、
「銅版画」「木版画」「シルクスクリーン」等を学べるコースです。
木版画、銅版画、シルクスクリーン…、全てを学ぶ?一つだけを究める?
版画コースでは、自分だけのカリキュラムを組んで制作できます!
アートスクールの版画コースでは、銅版画、木版画、シルクスクリーン等…様々な技法を学ぶことができます。
銅版画を刷るための「プレス機」、シルクスクリーンの版を作るための「感光機」などの特殊な機材を始め、彫刻刀や、ニードルなど、版画を制作するために必要な道具が揃っています。
受講生は教室内で、それらを購入せずとも自由に使うことができます。
絵を描くのが苦手な方は習作から始めてみましょう。
既に版画を習ったことがある人は、教室をア
トリエのように利用し制作しながら、発表の方法を学んでいきましょう。
版画を基礎から応用まで、
個人に合わせたカリキュラムで学べます。
制作指導では、絵作りや技法のことだけでなく、完成した作品の額装方法や、公募展の出し方、展
示についてもお教えしています。課外授業などもあり、生徒間の交流も盛んです。
版画コースでは海外の公募展への参加も積極的に行っています。海外でも実績を積んでい
きたい方はぜひ挑戦してみましょう!4名の専任講師が皆様を全力でサポートいたします。
版画コースの特徴 POINT
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色んな技法が学べます
銅版画、木版画、シルクスクリーン等、色んな技法を学ぶことができます。ご自身の絵の個性に合わせた技法を選べます。
- ●凸版(木版、リノカット、消しゴムはんこ など)
- ●凹版(銅版、エッチング、メゾチント、塩ビ版ドライポイント、 など)
- ●孔版(シルクスリーン、ステンシルなど)
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初心者から上級者まで対応できる講師陣が揃っています
版画コースでは版種ごとに専門の講師がいます。講師は現役で作家活動もしています。「版画のことはよく分からないけれど、美術館で作品を見て…」とお越しになる方もたくさんいらっしゃいます。初めてで不安という方も大丈夫!しっかりサポートいたしますのでご安心ください。
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版画制作のために必要な充実した設備を整えています
本格的な版画制作に欠かせない、高品質な版画制作に必要な設備を整えています。
- ●エッチングプレス機(ベッドプレート/1100mm×535mm)
- ●腐食槽(塩化第二鉄)
- ●プレートウォーマー(590mm×390mm)
- ●サイアノ・シルク製版用露光機(780mm×630mm)
- ●アクアチントボックス
- ●インク練り台 その他工具類
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生徒同士の交流が盛んで、
和気あいあいとしています!教室内では皆が同じ技法を使っているわけではありません。皆さんが各々のしたいことをしており、それを講師陣がサポートしています。技法が多様なので、お互いがどんな作品を作っているのか見せ合ったり、一緒に展示したり、交流が盛んなコースです。
版画コースで
学んでいるのはこんな方
RECOMMEND
コース内での交流が盛んです!
- 好きな作家が版画をしていて
- シルクスクリーンの色々な物へ絵を刷れる所に興味があった!
- 海外の公募展にも出していると聞いて、自分も出したい!と思った
- 「版画の偶然性」というものに惹かれた。
- 美術館で版画を観て、どんな技法なのかな?と興味を持ちました
- 学生時代に版画の経験があり、アトリエとして利用しています
- 大阪梅田という通いやすい立地にあり、仕事終わりに通いやすいので利用しています
「海外公募展への出品」という目標
版画コースでは海外公募展への参加も積極的に行っています。
英語が苦手、海外への入金や発送方法が分からない…と言う方でも大丈夫です!
講師が一から全てお教えします!
日本だけでなく、海外でも実績を積んでいきたい方はぜひ挑戦しましょう。
海外では、入選作品の展示販売を行う公募展が多くあります。外国で自分の作品を売り、活躍の場を広げることもできますよ。
学べるカリキュラム CURRICULUM
カリキュラム内容
一つの版種を本格的に学びたい方はもちろん、様々な技法を体験したい方も受講していただけます。創作したいイメージを基に、どの版種を選ぶか、もしくは組み合わせるかを講師と一緒に決め、一人一人に合わせたカリキュラムを組み立てていきます。
- 木版画
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版画の中でも「凸版画」と呼ばれる印刷スタイルです。彫刻刀などを使い、木の板を彫って版を作ります。
版面の凸部にインクをのせ、バレンで圧力をかけることで、紙にイメージを転写します。板の木目や彫り跡を活かすことで、独自の表現が可能です。
同じ凸版画では、他にもゴム板を彫ってのハンコ制作が楽しめます。 - 銅版画
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銅の表面に線を刻み、版を作ります。
ニードルという道具を使って銅板に絵を描き、その後銅を腐食させる液に浸けると、描いた部分が溝になり版ができます。ニードルは先が針のように細く、ペン以上に細かい線描が可能です。緻密な絵を描くことが好きな方にオススメです。 - シルクスクリーン
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メッシュ(網目)状のスクリーンを版に用いる技法です。
スクリーンにインクが通る部分(孔)と通らない部分を作ります。スキージーという道具でインクを孔から押し出すと、下に置いた素材にイメージが印刷されます。
紙だけでなく布にも刷ることができるので、自分の絵をお気に入りのTシャツやトートバッグに刷り、オリジナルのグッズを作ることもできます。
蛍光色のような特殊なインクも取り揃えております! - 紙版画
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堅紙を版とする技法です。ハサミで切り抜く事ができるので、四角に囚われない絵を描く事ができます。
また、他技法に比べ材料費が安価という利点もあります。 - サイアノタイプ
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サイアノタイプは青写真(ブループリント)・日光写真とも呼ばれている暗室不要の写真技法です。
19世紀ごろイギリスで発祥し、20世紀半ば以前は主要な写真技法の一つとして使用されていました。
2種類の液を混ぜ、紙に塗布した後に紫外線に反応させて絵を浮かび上がらせる技法です。 - モノタイプ
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モノタイプは版に直接インクや絵の具を塗布し、その上に紙をのせて刷ることで、紙にイメージを転写する技法です、モノプリントとも呼ばれます。
モノタイプの「モノ」は「ただ一つの」という意味を持つ「モノス」が由来となっており、その名の通り一つの版から一度しか作品が刷れないのが特徴です。 - コラグラフ
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コラグラフは「コラージュ」する版画という意味があります。版に素材を貼り付けたり、ボンドで凹凸を作ったのち、それを版にして刷ります。
コラグラフには専用の画材が無く、身の回りにある平たい物が材料になります。(葉っぱ・紐・ボール紙 など…)
思いもよらない効果が生まれる技法です。刷ってみたい物があれば講師にお声掛けください。 - ポートフォリオの作成
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すぐ人に見せることができる作品集があると、創作活動の幅が広がります。
版画コースでは、ポートフォリオの作成もサポートしています。作品撮影から画像の編集まで幅広くアドバイスいたします。
見やすく伝わりやすい、ご自身の持ち味を発揮できるポートフォリオ作りをお手伝いいたします。
制作から応募までを完全サポート! 出展経験豊富なプロ講師から学ぶ
「海外公募カリキュラム」
公募展によってはサイズの規定やテーマが設定されている場合があります。
講師と一緒にテーマに沿っているか等を考えながら進めていきます。
複数作品の提出が必要な公募展では、作品のトータルのバランスも講師と一緒に見ていきます。
作品が完成しましたら、海外の公募展に参加料を支払い、作品を発送しましょう。海外への作品の発送方法もお教えしています。
CVなどの必要書類の書き方も含め、最後まで講師のサポートが受けられますのでご安心ください。
- 海外コンペに出展する作品のアドバイスが欲しい
- 海外へ公募をする手続きなどのサポートをして欲しい
- 各公募展についての情報を知りたい
- 基礎からしっかり学んで応募したい
制作の流れ(一例)
下絵の作成、構図のチェック
版画にしたい絵の下描きを描きます。
下描きはしっかり描く方も、ザックリ描く方もいます。
絵が描けない方には、レベルに応じた練習用の見本をご用意しています。まずはそれを使い、技法の習得をしてみましょう。
下描きの描き方から学ぶこともできます。
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版の制作
下絵をもとに版を作っていきます。
どの技法を選ぶか、講師と一緒に決めましょう。
「銅版画」の場合は「銅の板」を使って版を作ります。ニードルや腐蝕液等の道具を使って制作しましょう。
刷り
教室にあるプレス機を使って印刷をしましょう!
版の試し刷りを行い、色彩などを具体的に決めていきます。
完成
完成後は、額装して家に飾ったり、公募展に出してみたりしましょう!
基礎から学べる長期カリキュラム LONG-TERM CURRICULUM
アートスクールなら長期でしっかり学べる1~3年のカリキュラムも充実!
お得な長期特別価格で、頑張るあなたを応援します。
こんな方にオススメ!
- 3年間で様々な版画技法を基礎から学べます。
- 版画制作のご経験がある方も、制作場所として使用していただくことができます。
- 額装の仕方や、海外公募展への出品など、制作後の発表方法についてもアドバイスします。
公募入選・受賞歴 AWARD
- 日本: アワガミ国際ミニプリント展
- アルゼンチン: The International Miniprint Rosario
- ベルギー: シントニクラース国際蔵書票・小版商展
- メキシコ: TGB eMe国際ミニプリント展
- スペイン: カダケスミニプリント国際展
- ブルガリア: miniprint kazanlak
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作家名:宇枝ゆきこ
メキシコの公募展「miniestampa TGB eMe 2019」でhonorable mentionを受賞しました。
講師からのメッセージ MESSAGE
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版画は作品サイズが大きくなっても軽く、海外に簡単に送れます。学べば学ぶほど面白くなる技法が版画です。一緒に学んでいきましょう。
版画と一口で言っても、「銅版画」、「木版画」、「シルクスクリーン」は全く違う作り方・完成作品となります。講師と相談しながら技法や絵作りを進めていくことができるので、いろいろなことに挑戦し、自分にぴったりの制作方法を見つけていきましょう。
- 山内 あすな 講師
- 2022 ギャラリー賞受賞企画個展「Asuna Yamauchi 2010-2022」 / 芝田町画廊 / 大阪、2020 The International Contemporary Miniprint of Kazanlak 2020 / 特別賞 / ブルガリア、2017 Miniestampa TGB-eMe 2017 / 3位入賞 / メキシコ、現役の銅版画作家として活動中。
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版画のアナログ感を体験してみませんか?
ひと昔前なら版画といえば年賀状、現在では何でもデジタルで済まされてしまいます。アナログな世界も現代人には必要ではないでしょうか?版画を制作することでより充実した生活を一緒に楽しみましょう。
- 谷山 文衛 講師
- 1998 さっぽろ国際現代版画ビエンナーレ展(北海道)、2011 「日本のイメージの多様性」展(USA)、2015 日米美術交流展(金沢)、京都造形芸術大学、大阪芸術大学、宝塚造形芸術大学などの元非常勤講師
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思いがけない発見がある所が、版画の魅力です。
版画は刷って見るまでどんな作品になっているか、作者にも分かりません。新しい作品を刷る時は、期待と緊張でドキドキします。試行錯誤も版画の一要素です。 版画コースはあなたの挑戦を応援します。最初は難しく感じる所も、講師が丁寧にサポートいたします。
- 柴田 若奈 講師
- 制作経験のある版画技法は、銅版画・木版画・シルクスクリーン・紙版画・サイアノタイプ・リトグラフ・コラグラフと多岐にわたる。
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版画技法の可能性を楽しみましよう!
版画を気になってくださってありがとうございます。版画やってみたいです!と言ってくださると私も本当に嬉しいです。渋くて繊細で暖かい版画を皆様と一緒に楽しめる日をお待ちしてます!
- 山田 紗世 講師
- 2017年大阪芸術大学短期大学部デザイン美術学科版画コース入学 2019年大阪芸術大学短期大学部卒業制作展2019(兵庫) 銀賞受賞 2023年初個展「PLAY HOUSE」(大阪/gekilin.)
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