デジタルでのラフ制作のコツ
コミックイラストコースこんにちは、コミックイラストコースの榊です。
今回はラフを制作する時に使えるコツのご紹介です。
線だけでラフを描いていると気づかなかったのに、いざ線をクリンナップしたり、色を塗った時に「何か物足りない」とか「ここの構造が曖昧でよく分からない」なんて部分が出てくることがあるかと思います。
例えば髪の毛を塗ってみてたら前髪の部分が空いてたり…風になびくロングヘアーがもっさりしてたりなんてことが良くあります。
ざっくりラフ描いてみました。線画に進む前に一工程挟んでみましょう。
簡単に色をのせてみます。
線だけで描いていた時には気にならなかった髪や体も…
色も塗ってみるとすぐに足りない部分や多い部分が分かりやすくなります!
線だけでなく塗りで形を取ってから線画作業に進むと、上記の失敗を防いだり、前後感が曖昧な部分も分かりやすくなると思います。
整えてみました。ここで一晩寝かせるのもいいかもしれません。
この方法は他にもファンタジーに必須な剣や鎧などの凝った装飾装備やメカのデザインを複雑にしたい!というような時にも立体的に捉えられるので制作しやすくなると思います。
背景がしっかり入った一枚イラストの時も線画だけで要素を描くといっぱい描いたつもりでもスカスカでがっかり…。ということも防げるので、ぜひ活用してみてくださいね!
線画整えて完成まで!
一手間増やすと構図やデッサンだけでなく色味も客観的に見直せるのでおススメです。
榊 典子
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