白亜地セミナーリポート 第①弾(ボローニャ石膏塗り編)
美術・絵画コース白亜地セミナーでは今年から黄金背景テンペラの実技を行っております。
今日は下地のボローニャ石膏塗り。布を貼った板にボローニャ石膏を塗ります。
受講生のみなさんは白亜地の下地制作に慣れていらっしゃるので石膏塗りもこのとおり。
塗っては乾かし塗っては乾かし、塗布層が2mm厚程度になるまで繰り返します。
私(松田)は一足お先に盛り上げ彫刻の整形の段階です。
瑪瑙棒を使うのが楽しみですな。
美術科 講師:松田
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松田 一聡
- Profile
- '01 東京芸術大学大学院油画技法材研究室終了
'11 「風景と静物画」展 (ホキ美術館)
'12 「重 力」展 (Gallery Suchi)
'13 アートフェア東京 2013 (Gallery Suchi ブース) - Message
- 物事を学ぶにあたっては一直線に目的に突き進むよりも、寄り道や遠回りをしたほうがより立体的な理解を得られるという事があるのではないかと思います。絵画の制作においても、寄り道や遠回りなど、一見は無駄に思えるような行為を経る ことで、最終的により豊かな表現に達することができると思います。そういった行程も絵画制作の楽しみのひとつです。脇道の向こうの風景に少しでも心が動いたら、迷わずにそちらの方向に足を向けて進んでみて下さい。
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