展覧会「ニュー・ウェイブ 現代美術の80年代」へ行ってきました。
美術・絵画コース美術科 松田です。大学でお世話になった先生が退官されるので、レセプションに参加するために久しぶりに東京に行ってきました。上野公園を歩いていますと、上野の森美術館ではフェルメール展、東京都美術館ではムンク展が開催されていてどちらも長蛇の列ができておりましたが、タイトなスケジュールでしたので残念ながら今回はどちらも諦めました。
(図・出典- ムンク展・公式サイト https://www.tobikan.jp/exhibition/2018_munch.html )
フェルメール展の方は大阪にも巡回するようで、アートスクールでも話題になっております。きっと大阪でも行列ができるのでしょうね。
(図・出典- フェルメール展・公式サイト https://www.vermeer.jp/ )
「フェルメール展行ってきた!ムッチャ混んでた!」と仰っている生徒さん何名かのお顔がもうすでに想像できます。人気のある展覧会は絵を鑑賞するというよりも、イベントに参加するような感覚になりますね。行列に並んでいると遊園地のアトラクションに並んでいるような気分になってきます。会場に入ると効率よく見ようとして、やたらと立ち回りを考えたりします。美術館を出ると妙な「やりきった感」がありますが、さて肝心の作品はどうだったかというとあまり覚えていなかったりして一体何しに行ったやらわからんようなことになったりします。
先日、大阪の国立国際美術館で行われていた現代美術の展覧会に行ってきました。
「ニュー・ウェイブ 現代美術の80年代」という展覧会で、タイトルそのままの内容です。
(図・出典- ムンク展・公式サイト https://www.tobikan.jp/exhibition/2018_munch.html )
日比野克彦や森村泰昌、舟越桂など、日本の作家65名の作品や、同時開催の「コレクション2 80年代の時代精神」ではジョージ・シーガルやアンゼルム・キーファー、サイ・トゥオンブリーなどの作品が展示されておりました。行列はできてはおりませんでしたがじっくりと鑑賞できて大変勉強になりました。
現代美術・コンテンポラリー、というとどうしてもとっつきにくさがあって、アートスクールではあまり話題に上りにくいジャンルですが、生徒さん方の作品にも共通するようなテーマの作品も多くあります。我々講師が普段から皆さんに口うるさく申しております「構図」「空間」「質感」などの要素そのものがストレートに伝わってくるような作品もあって、あらためてこういったジャンルの作品の重要性を感じました。この「ニュー・ウェイブ 現代美術の80年代」は1月20日で終了しましたが、今後は現代美術・コンテンポラリーの作品も積極的に見ていこうと思っています。
松田 一聡
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