資料写真を撮る時に気をつけたいこと
コミックイラストコースこんにちは。コミックイラストコースの榊です。
最近はスマホのカメラも進化して、いつでもどこでも気軽に写真が撮れるようになりました。どうせ撮るなら資料に使える写真も撮りたいですよね。そんな資料用写真を撮る時に気をつけたいことをいくつかまとめてみました。
■高い所に登ったら忘れずに
俯瞰の構図は他の視点に比べるとなかなか出会わないので、高い所に来たら撮っておきましょう。
人の背の高さの視点の写真はネットなどでもよく見かけますが、俯瞰の視点はあまりない印象です。
見下ろした街並みなどはマンガでもよく使いますが、一から描くのはとても大変。自分で撮ればトレスも加工もし放題。おススメです。
旅先だと高台にある観光地に行くことも多いので、そういう時はシャッターチャンス。こちらは長崎のグラバースカイロード。
■テクスチャとして使えそうな壁や地面はとりあえず撮っておく
模様に見えるタイルやレンガなどの壁や道路の舗装、落ち葉や密集している植物などはテクスチャとしてそのまま使えたり、アイデアの元になったりするので、ぜひ撮っておきましょう。
シームレスパターンに加工して使うなら、なるべくパースがかからないよう撮るのがコツです。水平垂直のガイドも出せる機種もあるので、活用してみてください。
地面や植物を描く時に使うと、密度が上がってとても使い勝手いいです。
■シルエットの木、ポツンと浮いた雲はブラシ素材
一本だけ立っている木やポツンと浮いている雲はブラシ素材として作りやすいので、ぜひ撮っておきましょう。
背景に邪魔なものが少ないと切り取りやすいので、空や白い壁などを見かけたときは撮れる物が無いか探してみましょう。
少し背景が混みあっていますが、こんな風にきれいに木のシルエットだけ切り抜けます。
いかがでしたでしょうか?今回は特にそのまま使える資料写真を中心にまとめてみました。
アイデアストックとしての写真だと視点や画面の水平垂直など気にせずに撮っても問題ないのですが、そのまま使おうと思うとそこがネックで使いづらかったりということが個人的に多かったので、よければ気をつけてみてください。
写真を撮る時は周囲への配慮も忘れずに。よい資料写真集めを!
コミックイラストコース講師 榊
榊 典子