「いいモチーフがやってきたか?」
美術・絵画コース絵画作品で何を描くか。題材というのは絵を描く人間ならば誰でも悩むところですが、アートスクールの生徒さんはみなさんそれぞれ独自の手法で取材されて題材を決めていらっしゃいます。
旅行に行かれた時の写真や通勤途中の風景写真からの風景画、ご家族やお知り合いの方の肖像画、取材してきた写真とフリー素材を組み合わせて構成したりと、工夫を凝らして制作されています。
その中でも犬や猫など、飼っていらっしゃるペットを題材に選ばれる方は特に多く、人気のある題材としていつも何人かの方が描かれています。
やはり常日頃から家族のように一緒に生活しておられるので、制作しているご様子や作品に込められる愛情もより深いものを感じます。
そうやってできた作品は非常に良いものが多く、やはり作品に込める強い思いが良い作品を生むのだなとあらためて思います。
制作中にも生徒さん同士や講師も混じってペットのお話に花が咲いたりして教室の中が楽しい雰囲気にもなっています。
先日、夕方頃にかみさんからメールが届きまして、件名に「一大事」とありました。なんだろうと見てみると、家の廊下の床下からこんなものが出てきたと。
ほんとだ。一大事だ。うーん‥。どうしよう‥。
知らない間に家の床下に住んでいたようです。息子たちはすでに飼う気満々です。
とりあえず医者に連れて行き、ノミダニの薬をつけてもらいました。
病気などの検査は1週間後とのこと。生後1ヶ月の雌です。
昔、実家に住んでいた時に猫を飼っていましたが、その頃からだいぶ年月が経ってるので猫を飼うということがどんな感じだったかすっかり忘れてしまいました。
家族も誰も猫を飼った経験がありません。今はネットでいくらでも情報が得られますので不安なことはありませんが、どなたか猫を飼っていて詳しい方の生のアドバイスも聞きたいと思っていましたところ‥
いるじゃないですか最適な人が。
ということで、お宅に5匹の猫を飼っていらっしゃる藤原舞子先生にいろいろ御教示をいただきました。
昔飼っていた猫のこともだんだん思い出してきました。
猫草というものがあったことなんてすっかり忘れていましたよ。おすすめ猫グッズも教えていただきました。
その結果、インターネットの広告に猫グッズがよく出てくるようになりました。
お金がかかりますねえ。
さて、そんな経緯で猫を飼うことになりました。今のところこいつを描く予定はありませんがモチーフの選択肢は増えました。アートスクールでの猫話に参加できる資格もできてよかった。
美術科 松田一聡
松田 一聡
- Profile
- ‘01 東京藝術大学大学院油画技法材料研究室修了
‘12 「重力」展(Gallery Suchi)
‘13 アートフェア東京 2013(Gallery Suchi ブース)
‘14 「重力」展(Gallery Suchi)
‘15 「重力」展(Gallery Suchi)
「写実って何だろう?」(ホキ美術館) - Message
- 絵画を学ぶにあたって、1つのことに集中することも大切ですが、
いろいろな表現に挑戦することで得られるものもあると思います。 - ArtWorks