相変わらず流行病の影響が続いております。感染者数も増えているようで。
世の中は未だなにやら落ち着かない雰囲気もありますが、さはさりながらそういった状況もものともせず、アートスクール美術科の生徒さんはこの間にも着実に力をつけてきておられます。
Sさんはこれまでも水彩や油彩などの作品を制作されており、元々非常に実力のある方でしたが最近は特にレベルの高い作品を描かれていて、昨年のアートスクールのアートグランプリでは大賞を受賞されました。
さらには先日、関西の水彩画の公募展にも出品され、これもまた入賞を果たされました。
その出品にあたりSさんは初めてアクリル絵の具を使って制作されたそうです。
これまでの制作で水彩絵の具や油絵の具に慣れていらっしゃるのでアクリル絵の具の扱いには苦労されたようです。
ご苦労の甲斐があって本当に良かったです。
Kさんは最近、線の表現に取り組んでおられます。
朝から晩までアートスクールで制作されて、前半は版画コースで銅版画、後半はシルバーポイントで描画されています。
本当に朝から晩まで線です。
版画の作品は海外の公募展に出品されるようでして、締め切りに追われながらも着実に作品数を増やしておられます。
細かい仕事ばかりですのでおかえりになる頃はかなりお疲れだと思いますが、今日も頑張ったという満足感を感じていただいていると感じます。
Kさん作品、お洒落ですわぁ
このお二人だけでなく、最近は明らかに生徒さんたちの実力が全体的に上がってきていると感じています。
私はアートスクール以外にも美大などで絵画を教えています。
そういう生活の中で自分自身の制作時間はかなり限られてきており、最近では年に数枚しか作品を描けていません。
こんな状態で偉そうに絵を教える資格があるのかと反省いたしております。
アートスクールの生徒さんたちの頑張っていらっしゃる姿を見ていると、自分ももっと頑張らないといけないと思います。
良い刺激をみなさんからいただいております。
絵、もっと描きますわ。
松田 一聡
- Profile
- ‘01 東京藝術大学大学院油画技法材料研究室修了
‘12 「重力」展(Gallery Suchi)
‘13 アートフェア東京 2013(Gallery Suchi ブース)
‘14 「重力」展(Gallery Suchi)
‘15 「重力」展(Gallery Suchi)
「写実って何だろう?」(ホキ美術館) - Message
- 絵画を学ぶにあたって、1つのことに集中することも大切ですが、
いろいろな表現に挑戦することで得られるものもあると思います。 - ArtWorks