スクリーントーンの種類 その③
マンガコースこんにちは!マンガコースです!
今回も前回に引き続きマンガで使用する画材、スクリーントーンについてご紹介していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
「その①」ではアミトーン、砂目トーン、カケアミトーン、万線(まんせん)トーン、グラデーショントーンなどの基本トーンを、前回の「その②」では柄トーンや、雰囲気トーン、フキダシトーン、効果トーンをお伝えさせていただきましたが、今回も引き続き様々な種類のトーンをご紹介したいと思います
(引き続きあくまで個人的な種類分けですので、ご了承いただけますと幸いです。)
⑩自然物トーン
空、雨、稲妻、海、木々、花、葉っぱなど自然を表すトーンです。
空や雨などは効果トーンと同様にご自身でアミトーンやグラデーショントーンを削って作成できますが、時間がかかる&大変なので自然物トーンを使用されている方もいらっしゃいます。
また、写真をCG加工したトーンもあります。
⑪背景(線画)トーン
背景を線で描いたトーンです。
こちらももちろんご自身で描くことが出来ますが、時間がかかる&大変なので、このトーンを貼ることで背景を描いたように見せることができます。
ご自身の絵柄によっては絵柄があわなくて違和感がでる場合もあるので、使用する際は少し注意が必要です。
また、自然物と同様に線画ではなく、写真をCG加工したトーンもあります。
⑫ワンポイント柄トーン
一部分の模様を切り取って使用するトーンです。
例えば花、星、羽、血しぶき、記号、お面、魔法陣、モブ、ゴシックな模様、おしゃれな罫線など、さまざまな種類があります。
何回も同じものを描く場合は大変なので、こちらを使用します。
例えば服のワンポイントの模様、コマ割りの枠線の代わりにおしゃれな罫線を使用したりします。パースがかかったシーンに使用する場合は、画面に合わないと違和感が出てしまう場合があるので注意が必要です。
⑬ホワイトトーン
網点、砂目、カケアミ、グラデーション、柄トーンのホワイト版です。通常黒インクで印刷されている模様が白インクで印刷されています。
例えば線画やペタ、回想シーンの上から貼って使用します。通常の黒インクトーンの上からも使用が可能です。種類は少な目ですが、大変便利なトーンです。
ホワイトトーンの中でも比較的新しい種類としてはフキダシトーンがあります。
文字が入る中心部分が白く塗られており、ベタや線画の上に貼ってもフキダシの中心は白くなります。効果線、フラッシュ、花柄の雰囲気、など近年種類が増えてきました。
画面ではホワイトのフキダシトーンが分かりにくいかと思いますので、ご興味がおありの方はお手数ですが現物を見ていただくことをお勧めいたします。
以上でスクリーントーンの種類のご紹介は終了となります。
長々お付き合いいただき有難うございました!
正木 久美子
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- 携帯サイトにてマンガ連載。
現在はフリーのマンガ家、イラストレーターとして活動中。 - Message
- 最近は出版社に投稿すること以外にもWEBなど様々な発表方法があるので、自分でハードルを上げずに、まずは気軽に描きたいものを一作描いてみませんか? 皆さんと一緒にマンガ制作が出来ることを楽しみにしています!
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