雰囲気トーンの演出方法
マンガコース今回は主に少女マンガでよくつかわれている雰囲気トーンの演出方法についてみていこうと思います。
(今回もあくまで個人的な見解ですので了承いただけますと幸いです。一例としてご紹介させていただきます。)
前回もご紹介させていただきましたが、雰囲気トーンとは主にキャラクターの心情を背景(バック)に表現するために使われるトーンのことをさします。
よく使われる網点や服の柄などのトーンとはちょっと違い、ふわふわ、キラキラ、もやもや、どろどろ、など様々な種類があります。
その中で今回は以下のような、まるほわやきらきら、四角や丸の点描など、透明部分で囲まれており、一つ一つを切り取って使用することができる雰囲気トーンをご紹介したいと思います。


まずはこれを貼りたい箇所一面にそのまま貼ってみます。

いかがでしょうか?ちょっとバランスが悪いですね。
もちろんそのまま一面に貼ることもできますが、欲しいところに柄がこなくてバランスが悪くなってしまったり、柄が多すぎて画面が見づらくなる場合があります。
そのため、基本的には一つ一つの柄の塊を切り取ってバランスを考えながら配置していく手法が一般的です。

配置は結構センスが問われます(笑)
あちこち配置してみては位置を移動して…の繰り返しで、貼る場所を決めていきます。
この種類のトーンは比較的おとなしめのトーンが多いので、他のトーンと組み合わせたり、二重で重ねて貼ることもできます。トーン一枚だけだと画面にメリハリがでない場合などに貼ります。ただ、網点で作られているトーンの場合はモアレがおきてしまったりするので注意が必要です。


また、丸い形のトーンと四角い形のトーンは同時に使用すると画面がごちゃついてしまうので、こちらも注意が必要です。

今回キラキラしたトーンをご紹介させて絵頂きましたが、他にももやもやしたネガティブな感情を表現するかけあみや砂目などで表現されたトーンもありますので色々お試しして、場面に合ったトーンを選んでくださいね!