美術絵画科金曜アトリエ通信(展覧会レポート)

美術絵画科講師の谷野です。
長く続いた異常な暑い時期も終わりようやくしのぎやすい日和になってきましたね。
今回の金曜アトリエ通信は去る9月下旬に神戸の原田の森ギャラリーにて開催された上野の森美術館 日本の自然を描く展 西日本展に行ってきましたので、主に金曜日に通われている生徒さんの作品をご紹介します。
昨年に引き続き今年も佳作賞を受賞されたIさんの作品と入選された杉山明美さんの作品をご紹介します。


アートスクールでは以前より出品される生徒さんがたくさんいらっしゃいますが全国にあるカルチャースクールや絵画教室に通われている方また独学で絵を描いている方などから多数の応募がありその中から入選作品を選定し更にその中から受賞作品を選出します。

この西日本展は巡回展ですが展示スペースが限られているため全入選、入賞作品は展示できないので関西地区在住の出品者及び上位入賞者の作品のみの展示となります。


佳作賞 Iさん サカナ アクリル画


入選 Iさん 王国 アクリル画

Iさんは以前、写真や画集などをお手本として写実的な絵を描かれたり模写をされたりしておられましたがオリジナリティのある作品作りを提案していきました。
そのうちに自分の好きな作家の絵の作風を最初のうちは引用して自分なりの題材に変えてさらにアレンジを加えて作品化していきました。
一枚完成するとまた違うバリエーションを考案して連作のような感じで制作されて今回の展覧会に2点出品されました。連続して受賞するのはなかなか難しいのですが見事成し遂げられたのは素晴らしいことと思います。



入選 杉山明美さん 抄夏 油彩画

こちらは油彩でひまわりを描かれ入選された杉山明美さんの作品です。

この方は一枚の絵に相当な時間を掛けられわずかな妥協も許さず何度も描き直しを繰り返して制作されます。
結果的に絵の具の層が複雑になり深みのある作品に仕上がったのだと思います。6号の大きさと少し小さな作品ですので今度は制限サイズぎりぎりで挑んでほしいと思います。 公募展出品などに興味のある方は金曜日のアトリエにお越しください。

 

 

 

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