好きな絵に対しての接し方について
美術・絵画コース私、松田一聡はいわゆる写実的な絵画を制作しております。
ですが、好きな画家を尋ねられて、
名前をあげる画家は、いわゆる写実的な(写真のような)作品を描く画家ではなかったりします。
ここ数年ずっと好きなのが笠井誠一とモランディです。
出典:笠井誠一
美術の窓 2016 1月号 No,388
P48
出典:GIORGIO MORANDI
INFINITE VARIATIONS
ジョルジョ・モランディ
終わりなき変奏
発行:東京新聞
©2015 The Tokyo Shimbun
P66,67
この人たちの作品はずっと見ていられます。
もういいやっていうタイミングが全然来ない。
目が見ることを欲して止まない。
展覧会に行っても順路を何周も往復して気にいった作品を何時間も見てます。
最近好きなのはルシアン・フロイドです。
出典:LUCIAN FREUD
Sebastian Smee
TASCHEN
P68,69
この画肌とタッチとモチーフの選択がクセになります。
他にもセザンヌやブラックも好きです。
ですが、ここにあげた画家たちの作風から学ぼうとか真似しようとかは全然思わないんですね。
好きな絵を見る時は仕事としての自分の作品のことなんか忘れて、
その絵と向き合って純粋に楽しみたいんですよね。
なんかええとこパクったろうとか雑念が入ると全然楽しくない。
天邪鬼なようですが、好きな絵に対してはそうやって接してます。
松田 一聡
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