美術科金曜アトリエ通信2月号(卒業生から近況報告)
美術・絵画コース皆さまこんにちは。美術科山下です。
今回は卒業生carrocroさんから届いた素敵な作品をご紹介します。
絵じゃあ、ないん、ですよ。
ガラスペンじゃないですか!ハイ興味あります!しかも軸に不思議な色が浮かんでいますよ!
おおー。きれいです。命名“星空のガラスペン”だそうです。
お手紙にこのペンについて詳細を書いてくださっていました。
インクも一緒に送ってくださったので早速試し書きを。
インクはペン先1/4ほどが推奨されていましたが実験なので半分ほどまで結構大胆に浸けてみます。
でも滴り落ちないんですね。安心ですね。今回はケント紙に書いてみました。
書き味はすこぶる良いです。びっくりしました。
長いこと同じ調子で描けます。点描も打ちやすいです。
寝かせて使うと強弱が出ますね。インクを減らすと細い線が出るそうです。
硬いけど丸みのあるペン先のおかげで紙がひきつれることもありません。ハッチングも快適。
転がらないように軸が工夫されているのも嬉しいですね。
画面を立ててもインクが垂れないか試しましたが、このPILOTインクでは全く心配がなかったので、私このペンでばかでっかいデッサンがしたくなりました。
ペンを落として割らないように手に縛り付けないといけないですね!グギギ
carrocroさんがアートスクールに在籍中、ご自身のガラスの作品集を見せてくださって、その技術の高さに驚いたことを思い出しました。
海の生き物をモチーフに複雑な色彩と美しい形がとても印象に残っています。
アートスクールでは色鉛筆画に誠実に丁寧に取り組まれていました。 多彩な方で、最近ガラスペンを作っておられるというお話を聞いていたので、今回こうして手に取ることができて嬉しかったです。
ずいぶん昔ガラスペン付きのレターセットをいただいたことがあったのですが、紙がひきつれてくるしインクがすぐ枯れるしで、ガラスペンってきれいだけど描きにくいものなのだと思い込んでいました。
carrocroさんのガラスペンは書く(描く)人の気持ちをわかってくれています。ガラスと描くこと。
carrocroさんが大切にされていることが融合していてなんだか感動。
現在minneで作品の販売をされているので、気になった方はぜひ覗いてみてください☆
carrocro きゃろくろガラス工房
https://minne.com/@rakuart
山下 智子