白亜地セミナーリポート 第③弾(盛り上げ彫刻作業編)

JR大阪駅から某大手家電量販店へつながる新しい通路ができて、大層便利になったと話題になっております。

この家電量販店のプラモデル売り場には細かい彫刻を彫るための刃物類がいろいろ売っているのでたいへん重宝しております。

白亜地セミナーの黄金背景テンペラ実習は少しずつ、着実に進んでおります。
家電量販店で入手した細かい彫刻刀で盛り上げ彫刻の整形を行います。
普段は筆を持ち慣れている受講生のみなさんですが刃物の扱いは少々苦戦されているようです。

盛り上げ彫刻の整形が終わったらボーロ(箔下とのこ)というものを塗ります。
フランスのシャルボネ製のボーロを膠で溶いて金箔をはる部分に塗っていきます。

次はいよいよ最大の山場。箔張りの工程に入ります。

 

美術科 講師:松田

 

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松田 一聡

松田 一聡
Profile
'01 東京芸術大学大学院油画技法材研究室終了
'11 「風景と静物画」展 (ホキ美術館)
'12 「重 力」展 (Gallery Suchi)
'13 アートフェア東京 2013 (Gallery Suchi ブース)
Message
物事を学ぶにあたっては一直線に目的に突き進むよりも、寄り道や遠回りをしたほうがより立体的な理解を得られるという事があるのではないかと思います。絵画の制作においても、寄り道や遠回りなど、一見は無駄に思えるような行為を経る ことで、最終的により豊かな表現に達することができると思います。そういった行程も絵画制作の楽しみのひとつです。脇道の向こうの風景に少しでも心が動いたら、迷わずにそちらの方向に足を向けて進んでみて下さい。
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