コミックマーケットに参加しました!
コミックイラストコースこんにちは!コミックイラストコース・デジタル担当の多田です。
先日、コミックマーケットにサークル参加しました!
(毎年夏冬に開催される、いまや参加者60万人規模とも言われる世界最大の同人誌即売会です)
【ビッグサイトは超ビッグです】
売り手として参加するサークルは3日間で35,000スペース(!)、1日あたり1万組以上のサークルが各々のスペースで同人誌等を頒布します。
一般来場を含めると1日20万人以上が参加するコミックマーケットには、国内だけでなく海外からもたくさんの人が来場します。
どうせなら新作を見て欲しいので、わたしも新しいイラスト集を作成…と思ったのですが、ここのところ同じような構図のイラストばかり描いていたような……
全ページ描きおろしするのは時間的に不可能なので、今回は断念しました…
【評価が欲しいから頑張る!】
ツイッターやフェイスブックのいいね・お気に入り・リツイートは抗いがたいほど蠱惑的な魔法であり、罠です。評価されるからがんばれると思う反面、評価されないとがんばれなくなる。
コミケに向けて作品を描いている期間は(当然SNSに発表できないわけなので)むなしいほどに無評価で、孤独な期間です。
だからこそ完成したときの喜びはひとしおなのです!
【客観視しよう】
100グラム200円の同じお肉でも、パッケージひとつで高級感が出たり、逆に安っぽく見えたり。
頑張って描いたイラストでも同じことが言えます。
一生懸命時間をかけて描いたイラストも、トリミングや加工ひとつでガラッと印象が変わって魅力的に見えることもあれば、もうひと手間加えれば魅力的なはず!という「惜しい作品」になってしまうこともあります。
自分の作品をスペースに並べたとき、どう見えるのか。目立つのか。目立たないのか。
【1万組のライバルたちから技を盗もう】
コミケは、会場で自分以外に出展しているスペースの技を盗む絶好の機会です。
なんせ1万組も出展しているわけですから、自分より上手な人・魅力的な人・人気のある人などなど…さまざまな人が作品を掲出しているのです。
あのイラストめちゃくちゃかわいい!と思ったら、なぜかわいいと感じるのか?色遣い?構図?まじまじ見つめて研究しましょう!
【勝利の美酒はなにごとにも代えがたく美味】
孤独な原稿作業、削りに削った睡眠時間…
それらをすべてチャラにできるのが「新刊だした後に飲む酒」です。
我慢やがんばりの果てにある美酒にまさるものはありません(断言)!
たくさんの参加者の多くが勤労しながら・育児しながら・家事しながらコミックマーケットに参加すべく準備します。新刊を用意できること・体調崩さずちゃんと参加できることそれだけで、すでに大成功なのです。
アートスクール大阪でも、同人誌や同人グッズの作業される方も多くおられます。同人即売会にかぎらず、コンペやコンクールなど、〆切の設定されたイラストを仕上げるのは骨の折れる作業です。
客観視できる立場として、あるいは応援する同志として、イラスト制作のお手伝いができたら、と思っています。
多田 暢子
多田講師が在籍しているコミック・イラストコースのコース紹介はこちらです。