「画材のクチコミをさがそう!」

こんにちは!
コミックイラストコース多田です。
今回は「画材のクチコミをさがそう!」と題しまして、イラスト制作にかかわる情報検索のススメを説いてみたいと思います。

【絵の具を買おう、どの色を買おう?】

すてきな服を見つけたとき、試着したり、鏡の前で身体に当ててサイズを確認したり、ネットでレビューを読んだり、その服を使ってコーディネートした例を探したりしますよね?
お金をかけて買うものですから、いくら安価でも失敗したくないし、どうせならぴったり合う大満足な一着がほしい!
そんな風に感じるのはじつは画材も同じ。
たかが絵の具一本でも、長く使えそうな一本を買いたいと感じるものです。

だけど絵の具って試し描きできないし、自分の作品に合うかどうかわかりにくいもの。
使っていくうちにこれぞ!と感じる混色を見つけ出せるかもしれませんが、
混ぜたが最後、にごりやくすみが強く出やすい色かもしれません。

画材屋さんの壁一面にズラリならんだたくさんの色の中から、これぞの一本をどうやって見つけ出すのでしょうか。

【絵の具にもレビューとクチコミがある】

ツイッターの『#ウィンザー&ニュートン』というハッシュタグがついたツイートを読み進めて行くと、ウィンザー&ニュートンの絵の具を使って描いたイラストを掲載しているのが散見されます。
なかには、そのイラストに使った絵の具の品番や名前を掲載してくれている人も。

画材屋さんの絵の具棚に付けられたカラーチップ(絵の具の試し塗りを貼りつけた見本)って、自分の作品に反映させたときどんなふうになるか想像しにくいですよね。
そんなときこそ情報収集をして、他の人がどの色をどんな風に使っているのか調べてみましょう。

頬っぺたの赤色をちょこっと使いたいとき、みんなはどんな色を混ぜてるのかな?
鮮やかな黄色がほしいけど、派手すぎるのは…こないだ見たメイキングはどの色使ってたかな?
などなど・・・・
Amazonなどショッピングサイトのレビューよりももっと身近で、描き手目線のレビューがたくさん見つかると思います。

絵を描くのは1人きりの作業ですが、インターネットから情報収集すればだれかと共同作業しているような、客観的で新しい発見もあるはず!
気に入った画材や色があれば、ご自身から発信してみるのもいいですね。

ちなみにわたしはクチコミに触発されてウィンザー&ニュートンの『ポーターズピンク』と『ローズドーレ』の2色を購入しました。くすみの効いたやわらかなピンクとつややかきれいめなコーラル寄りのピンク、ツイッターでの紹介クチコミ読まなかったらきっと買ってなかっただろうなあ…
どちらもほわっと柔らかな頬の表現にとっても重宝してます。いい買い物でした!

 

 

 

多田 暢子

多田 暢子
Profile
大阪市立工芸高等学校ビジュアルデザイン科卒業
Message
デジタルイラストの華やかな 色使い惹かれ、ストーリーを感じさせるようなイラスト作りを心掛けてきました。
キャラクターの可愛さ、格好よさだけでなく、
着色やデジタル加工ひとつでよりよい作品に仕上がると信じています。
いろんな技術やテクニックを習得し、デジタル作画技術の向上を目指します。
魅力的なデジタルイラストを楽しく制作するお手伝 いができたらと思います。
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講師インタビュー

 

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