「動きのある人物」

こんにちは、マンガコースです
今回はカリキュラム「動きのある人物」です。

これはジャンルによって必要かそうでないかぱっきりと分かれるカリキュラムです。
アクションが必要なジャンル、少年誌、青年誌のアクションものでは要りますが、少女マンガ、女性誌、日常物、4コママンガ、エッセイ等では要らないでしょう。

動きのある人物の絵は難しく慣れていないと重心をまっすぐにしてしまいがちです。
なので、まず動作の途中の人物の写真からキャラクターを描き起こしてもらいます。
写真そのまま模写ではなく、自分の漫画の絵に落とし込みます。(線の処理や顔の描き方など)
動きの激しいものの途中が迫力が出て良いです。
その際人物の重心はまっすぐになっていないか、体のバランスは崩れていないかを確認しましょう。特に重心がまっすぐだと動いている感じが激減するので要注意です。
あえて写真より遠近感をだし体のパーツに距離感を作って手前に手足が来ると迫力が出やすいです。
これは鉛筆画でも結構です。

それが終わったらその人物をマンガのワンシーンとして捉え、効果線や動いている部位に対しての描き込みを足すことでさらに動いていることを強調しましょう。
これはトーン、ペンを入れて仕上げて下さい。

以前紹介しましたアオリ、俯瞰の人体よりさらに難しく、講師と相談しながら描いていくこととなります。

 

 

長野 雄志

長野 雄志
Profile
Profile 2012年関西学院大学社会学部卒業
アフタヌーン四季賞準入選 審査員特別賞受賞
Message
作品とは 、どのように、どうやって構築されていくのか
「面白い」とは何か
それを学ぶ一助となれたら幸いです。
ArtWorks
講師インタビュー

 

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