岩の描き方
マンガコースこんにちは、アートスクールの長野です。
今回は岩の描き方です。
岩は色んな場面で出てくるかと思います。
岩場はもちろん草原、森林、荒地にも出ます。
しかしいざ描くとなるとどんな形にすればいいのか、硬さを表現するにはどうすればいいのか迷うこともあるでしょう。
全く何も無しで岩らしさを出すのは難しいです。
まずあたりを取ります。
ワンポイントですがこのあたりは□の立方体で描きます。
この時点で位置とおおむねの大きさを決めます。
これをある程度ランダムに削ります。
岩は四角い面がたくさんあるものですので、削って断面をつくることによって多数の面を作ることが可能になります。
しかし全くのランダムですと難しいという方もおられるかと思います。
上の角を削ることを意識してみましょう。
下から削ると岩としては不自然な形になってしまいます。
またいきなり真ん中を削るとこれもえぐれたような岩の形になり、少し違和感が出てしまいます。
削る際は最初大きめに削り、段々と小さく削っていきます。
最初から少しずつですと時間がかかる上に、立方体の形を崩すことがなかなかできません。
また一つ一つの面を同じ大きさにしてしまうと自然な感じを損なうので、大きな面、小さな面が出るように注意してください。
おおむね削り終わると、書き込んでいきましょう。
岩を描く際には白と黒のメリハリが大事です。
光が当たっている箇所には影はほとんど出ませんが、側面の部分はよく影が出ます。
中途半端にグレーな感じで影をつけてしまうと柔らかい質感のものに見えてしまい、岩らしさがなくなってしまいます。
影のつけ方は面を意識することも重要です。
縦に削れている場合は縦線で線を引き、横に削れている場合は横線で影を作ります。
このどっちに削れているか、というのは描き始めの時にはわかりづらい部分ですが、それらを意識することでグッとリアル感が増します。
あとは細かいひび割れや凹凸を描いて完成です。
実際の写真を模写して練習する時にも上記のことを意識していますと描きやすくなると思います。
時間はかかりますが根気よく描くことにより、速度もあがりそこにいるという臨場感を読者に与えることができるでしょう。
長野 雄志
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