こんにちは、マンガコースです。
今回は汎用的な固い質感の描きかたについて話そうと思います。
まず質感についてですが、漫画における存在感や、距離感を分かりやすくするために描くことが多いです。
物質の違いを表すことが多いです。
マンガは輪郭線も勿論大切ですが、その線の中の質感の処理も大切です。
例えば舗装された道なのに土に見える、ガラスが金属に見えるなどの現象がある場合質感が上手く表現できていない可能性があります。
質感を上手く表現することはマンガのシチュエーションのわかりやすさなどに影響することでしょう。
特に今回は漫画に多く登場しやすい固いものの質感について話そうと思います。
漫画において町並みや舗装された地面、壁などは極めて登場する場面が多いので描けるようになると便利かと思います。
ただし今回紹介する描きかたは一例です。絵柄によってはその次第ではありません。多くある描きかたの一つということを念頭に置いてください。
まずこの四角をご覧ください。
これだけですと、プラスチックなのか紙なのかコンクリートなのか素材感がわかりません。
これに質感を入れていきます。
固いものの質感は縦線と横線の組み合わせで描くと素材感が出やすいです。
この際注意することはまず端から描くことと可能な限り同じ太さで引くことです。
真ん中に質感線がある場合それが目立ち過ぎてしまいます。
その他にも様々な処理があります。
次にプラスチック、または紙素材です。
質感線を無くし、固い感じを軽減しています。
小物などに多く使われます。
これはガラス。
トーンによって光の反射を表現しています。
建物の背景などで多く使われます。
最後は金属。
光の反射と金属の重さを表現しています。
背景にも用いられますが、武器等のモチーフにも使われます。
このように輪郭のみならずその中の処理によって印象は大きく変わります。
またこのような質感の描き方は、知っているかどうかで大きく変わると思います。
もちろん、知っていても描くのが難しいものはたくさんありますが、まずは見識を広げてみるのもありかと思います。
色んな質感のモチーフを描くことによって表現の幅はどんどん広がることかと思います。
是非色んな素材を描くことにチャレンジしてみて下さい。
長野 雄志
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