「絵本と表現コース」に、 新しいカリキュラムが 誕生しました! 「気持ちを伝える絵本」

あなたのご家族や、お友達など、繋がりのある大切な人に、
手紙のように気持ちを込めて、
「おめでとう」や「ありがとう」を絵本で伝えませんか?

「気持ちを伝える絵本」は誕生日、入学・卒業、結婚や退職など、
大切な人の人生の節目に、記念になる手作りの贈り物です。

まずは「絵本づくり」の一般的な考え方を知りましょう。
絵本の展開に「起承転結」があると、読者は内容を理解しやすくなります。
それ以外の構成の絵本もたくさんありますが、まずは基本的な考え方です。

そして一般的には「読者」の年齢を設定して、つくられています。
もちろん、絵本の理解度は個人によって違いますので「読者の年齢」を設定しない絵本もたくさんあります。
しかし対象の年齢を設定することで、理解できる具体的な言葉や漢字を選ぶなど、伝える相手の理解度に目安があるほうが、伝わりやすい表現ができるからです。


そして、ストーリーや主人公の行動に、「共感」がないと絵空事になってしまいます。
自分が読者になった場合、何をおもしろく感じているのか?
どういう部分が楽しかったのか?を考えてみます。
なぜなら、絵本は読者が読んで完成するからです。
作者は、読者にもなれますから、読者の気持ちになって絵本づくりをすると内容を伝えやすくなります。


最後に「メッセージ」についてですが、
絵本は教科書ではないので、立派な事や正しい事が絶対条件ではありません。
ただし、言いたい内容の軸がぶれてしまうと「何を伝えたいの?」と、読後が疑問になってしまうと、読者は未消化になってしまい「納得」できません。


ただただ「あ~おもしろかった」という感情や、
読み聞かせてくれた大人と子どもが、一緒に笑う時間を共有できることも、「気持ちが動く」ことなので、絵本の豊かで重要な価値のひとつになります。


◯「気持ちを伝える絵本」の特徴は、
あなた(作者)と繋がりがある相手が「読者」になっているので、
あなた(作者)と共有した経験をエピソードにすることで
絵本のづくりのポイントのひとつ「共感」しやすい内容にできることです。

なので、漠然と絵本を作りたいけれど、何を描けば良いのか迷っていた方も、
「気持ちを伝える」という目的があれば、「メッセージ」は決まり
あなた(作者)と、繋がりがある相手を読者に設定することで、
「納得」しやすい一冊に仕上げることができます。

あとは、それ以外の絵本の構成や考え方に、作業を集中できるので
今後のオリジナル絵本を作る際にも、役立ちます。



▪「気持ちを伝える絵本」の作り方の手順について
オリジナルのアンケート用紙を用意していますので、
現在の考えを、箇条書きで目に見えるように書き出すことで、考えを整理します。


「どんな気持ちを、だれに伝えたいですか?」
「ありがとう」あるいは「おめでとう」は、とても大切な気持ちです。
このカリキュラムでは、この二つのどちらかに決めて進めます。
そして、その気持ちを誰に伝えますか?
具体的な誰かに、決めると「読者」がはっきりするので、
どう表現するかを具体的に考えることができます。
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特定の誰かを思い浮かべることで、絵本のイメージは、はっきりとしてきます。
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「あなたと相手には、どんなエピソードがありましたか?」
大切な個人に向けて作ることで、
あなたと相手の関係に出来事、エピソードがあると
不特定多数の読者ではないので、相手には「共感」が生まれやすくなります。
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具体的にイメージすることで、描く内容がはっきりとします。
時間軸に沿って、お話が進むと絵本の進行がスムーズになり伝わりやすくなります。
情報と材料を、たくさん書き出すことで、選択肢が増え豊な表現につながります。
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「あなただけが知っている事や、あなたの思いは何ですか?」
あなたと相手の関係に出来事、エピソードを通じて、あなたは何を感じていますか?
あなたが感じた事や、あなただけが知っている相手の事などを伝えてください。
あなたと相手の関係があるからこそ、相手は「納得」し、驚きや喜びを感じるでしょう!
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特別な出来事や、相手の知らない事など、
 絵本のアクセントになるような事があると、インパクトがうまれる。
また相手の満足に繋がるような、考えでも、あなたの思いでもよい。
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「伝えたいのは、どんなメッセージですか?」
「ありがとう」あるいは「おめでとう」の伝えることは変わりませんが、「メッセージ」として、どんなふうに思っているかを、プラスする事で、
あなたらしい気持ちを、あなたらしい表現で伝えてください。
例:「ありがとう、これからもよろしく」
例:「おめでとう、今までがんばったね。これからが楽しみです」
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承転を通じて、どんな気持ちで何を伝えたいですか?
 ありがとう・感謝/具体的に、どんなふうに。
 おめでとう・お祝い/具体的に、どんなふうに。
 伝えたいことが決まっているので
 絵本の軸がぶれないことで、1冊のまとまりを与えます。
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以上のアンケートを通じて、お話の「起承転結」を決めます。
でも、絵本はお話だけではできていないので
これ以外にもたくさんの要素があります。

たとえば、主人公はあなた自身をリアルに描いても良いですが
キャラクターを作って、あなたの考えを代弁してもらって
ユーモアをプラスしても良いでしょう。
お話の「起承転結」は決まりましたが、一冊の絵本の中で
どう構成するか、ページをめくるリズムを考えることも大切です。
そして画面の変化、視点の変化などカメラマンになって構図も考えましょう。
もちろん絵のタッチや表現方法、色彩計画など楽しいことは多岐にわたります。

授業は個別指導なので、
以上の内容を、講師のカウンセリングを通じて、
現在の自分の考えをまとめます。

そして仕上がりは、手製本または外部のオンデマンド印刷も可能です。
目的に合わせて、1 部から製本できます。
手製本の方法も、外部のオンデマンド印刷への出稿方法も
カリキュラムにて対応していますので安心してください。

絵本と表現コース講師/中田弘司

 

 

 

中田 弘司

中田 弘司
Profile
制作事務所勤務デザイナーを経て、1989年よりフリーランス。
今までに幼児向け雑誌絵本等にて100話以上のお話の挿絵制作。
絵本をはじめ、「ビッグコミックオリジナル・増刊号」(小学館)表紙イラストや、
月刊誌「大阪人」にて歳時記や町歩きの画文の連載等、
壁画からキャラクターまで多様な作品を制作。
東京・大阪・神戸にて個展多数。主な絵本に「ぷぅ」( 作:舟崎克彦/ポプラ社 )がある。
Message
目には快感、心が楽しみ、気持ちを遠くに運ぶ
絵本やイラストを目指しています。
仕事での経験を生かし、一緒に考えながら、アドバイスをします。
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