「コラグラフ」について

2018.06.27版画コース

暑くなってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか？
今月のブログでは「コラグラフ」について紹介したいと思います。

皆さまはコラグラフという名前を聞いたことがあるでしょうか？
コラグラフとは、版画で行うコラージュ技法のようなものです。
切抜きを貼ったり筆を加えたりして一枚の絵にするものがコラージュですが、
いろんな版や物(葉っぱ、紐…などなど)を配置して「刷って」一枚の絵にするものがコラグラフです。

↑アルミ板などをニードル(針。主に銅版で使う道具です)で
引っ掻いて模様をつけたり、トンカチで叩いたり(！)して版を作っていきます。

一枚で完成させず、いろんな形をたくさん作り、
配置で絵にしていく方がコラージュのようで楽しいですよ。

版を組み合わせて配置し、プレス機で刷ります！
配置を変えれば違う絵になります。

版画では色を変えることもできるので、いろんな組み合わせを楽しみましょう！

コラグラフは以前ワークショップのみで指導していましたが、
現在は版画コースの開講日であればいつでも受けられます！
自分だけの作り方を習得し、イラストにオリジナリティを出しましょう！

講師（山内あすな）参考作品↓

版画コース講師
山内あすな

Profile: ‘13　ドイツ Kunsthochschule Kassel
　　交換留学
‘14　京都精華大学大学院修士課程版画専攻修了
　　17th International Graphic Art
　　Triennial Frechen (フレッヒェン/ドイツ)
‘15　東京国際ミニプリント・
　　トリエンナーレ（多摩美術大学美術館）
Message: 版画の良いところはたくさんありますが、私が気に入っているのは同じ作品をたくさん作れるところと、
作品サイズが大きくなっても一作品の重さが軽いところです。
日本国内に留まらず、海外にも簡単に送る事ができるので、海を越えて展示をする事もできますよ。
ちょっとしたプレゼントとして、人にあげる事もできます。
版画は、学べば学ぶほど面白くなってくる技法です。
一緒に学んでいきましょう。
ArtWorks

山内講師が指導を担当している版画コースのコース紹介はこちらです。

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