シルクスクリーンで版画ならではの表現を・・・
版画コース版画コースでシルクスクリーンを担当している谷山です。
コースではシルクスクリーンはもとより、
合羽摺り(かっぱずり)や謄写版(とうしゃばん)など、
あらゆる表現ができるよう心掛けています。
但し、版下原稿さえ、確り制作しておけば、
どんな表現も可能な写真製版を推奨しますが。
今回添付した作品は生徒の作成した直接法と間接法で制作されたものです。
因みにこちらの↑サコッシュ?は私が印刷したものです。
よく「シルクスクリーンは何にでも刷れる」と言われますが、
確かにザックリ言えばそうかも知れません。
例えば布製品のプリントや工業製品など、あらゆる分野で使用されています。
しかし何に刷るのか、何を刷るのかによって
素材や機材や技法などを若干変えなければなりません。
そのような表現の中から自分に合った表現方法を見い出せれば、
より興味深いものになるでしよう。
顔料や染料が基底材に均一に乗るため、
平滑な画面を得ることができます。
美しいグラデーションも得ることができ、
マチエールを感じさせない版画ならではの表現が楽しめます。
また容易に写真を使えることも魅力かも知れません。
しかも印刷技術の中で最も圧を要しません。
簡易な技術で幅広い表現を手に入れて下さい。
谷山 文衛
7月8月と版画コースでは、
シルクスクリーンを利用したTシャツづくりのワークショップを行います。
詳細は下記バナーよりご確認の上、ご参加ください♫