写真で綴る2019年の振り返り!!~版画技法の数々~

こんにちは!版画コース講師の山内です!
すっかり寒くなりましたね!
透き通るような冬の冷たい空気の中、星が冴えて綺麗です。

さて今回のブログでは「写真たくさん!」で今年を振り返りたいと思います!

今年はみんな、色んな技法を試したりして表現の幅を広げました。
ザックリご紹介していきますね。

1.雁皮刷り

↑雁皮紙という薄い和紙に刷る技法!今年は雁皮紙の染色も行いました。

↑これは今年の始めに入学した宇枝ゆきこさんの雁皮紙作品です。

紫寄りの、薄ピンク色の雁皮紙で刷りました。

そして宇枝さん、なんと…!メキシコの公募展でhonorable mentionを貰いました!素晴らしい!!
詳細URLはこちら:https://www.art-school.co.jp/info/13836/
この調子でやっていきましょう!

2.シュガーチント(リフトグランド)

↑最近版画コースでブームが来ている、シュガーチント。
砂糖の熱膨張を利用する技法です!

↑これが使う液体!アラビアゴム+お砂糖などが入っています。ドロドロです。
時間短縮の為に私が作って用意していたのですが、みんな「自分で作ってみたかった〜!( ̄^ ̄)」と…。
次はみんなにお任せしようと思いますっ( ̄^ ̄)ゞ

3.オトメノリと液体グランドでマーブル模様が作れます!

↑版画コースのニヤリさんの作品!お魚さん、大ピンチ…!上から狙っている存在が隠れています。
この水面の表現の部分、オトメノリに液体グランドをぐるぐる混ぜて版の表面にピッと付ける技法を使っています!
うーん、自分で書いていても「???」という感じです。
これは体験しながらでないと説明が難しいですね…!

4.簡単、点描!

↑細かい砂状の物を使って、手で描かずして楽に点描ができちゃいます。

5.ソフトグランドの応用

↑ソフトグランドをかけた上に薄い物を乗せ、プレス機に通して「物の形を取る」技法!
輪ゴムも紐もペッシャンコです。
色々工夫して遊べそうな技法ですね!

6.シルクスクリーンでカラフル雑貨!

↑アートイラストからの振替の生徒さんで、シルクスクリーンの多色刷り!
シルク版2枚で、こんな事もできちゃいます!
あざらしソーダ、可愛いですね!

7.そして年末と言えば年賀状!

↑消しゴムハンコの彫り進みで作りました!
ネズミではなく白熊…!描きたい物を描く、それが版画コースなのです!
もうすぐ2020年がやってきますね!

何かしてみたい技法がありましたら「ブログの技法で…」と言ってくだされば、基礎を飛ばしていきなりやってしまう事も出来ます!
いつでもご相談くださいね。


では…本年もありがとうございました!
版画をする生徒さんが増えて、講師としてとても嬉しい1年でした!
来年の1月からの版画コースの教室は、7階の美術科と同じ教室になります!
来年も年始からよろしくお願い致しますm(_ _)m


 

 

版画コース講師

山内あすな

 

 

山内 あすな

山内 あすな
Profile
‘14 京都精華大学大学院修士課程版画専攻修了
   17th International Graphic Art Triennial Frechen (フレッヒェン/ドイツ)
‘15 東京国際ミニプリント・トリエンナーレ (多摩美術大学美術館)
‘16 Mini Print International of Cadaques (カダケス / スペイン)
‘17 Miniestampa TGB-eMe (メキシコシティ/メキシコ)入賞
Message
版画の良いところはたくさんありますが、
私が気に入っているのは、作品サイズが大きくなっても軽く、
海外に簡単に送れるところです。
版画は学べば学ぶほど面白くなる技法です。
一緒に学んでいきましょう。
ArtWorks
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