珍しい版画をご紹介!
版画コースこんにちは!
版画コースの山内です。
すっかり秋ですね~~!
「しかし君という永遠の夏は色褪せることはない…(略)」
( ー̀ωー́ )ドヤァ
…何言っとるんだ?って思われました?
これはシェイクスピアさんの「ソネット集」に出てくる言葉で、以前生徒さんから本を貸していただいた時から「どこかで使うぞ~!φ(..)メモメモ」と思っていたのでした。
素敵に詩を引用できたら日々を美しく過ごせそうですよね。
さて、今月のブログでは8月のブログに引き続き、ちょっと珍しい版画をご紹介しようと思います!
早速、クイズです!ジャージャン!
何を版として使っているでしょう!?
正解は………
……
…
「紙ヤスリ!」でした!
分かった方は固定概念に囚われない柔軟な頭の持ち主です♪
紙ヤスリで版画ってビックリですよね。
版画で使うと一体どういう感じの作品ができるのでしょう!?
~~Let’s!あなたも一日で版画家!~~
1. 紙ヤスリを板に貼る
2. メディウムやモデリングペースト等を塗る
↑塗って乾きました。白っぽく見えるところが塗ったところです。
完!
簡単ですね!
これを刷るとこんな感じになります。
↑版画なので、同じ版を使って色や向きを変えてみることもできます!
どちらがお好きですか?
↓こちらは美術科から版画へ振替受講をした生徒さんの作品!
版画は始めたばかりなのに、色も素晴らしいです!上手い!格好良い!
↓こんな応用編も!
紙版(後述します!)に紙ヤスリを切って貼った生徒さんの作品です!
こうして見ると、色んな表現ができることが分かりますね!
紙ヤスリ人生にこんな道があったなんて、紙ヤスリ自身もビックリしたんじゃないでしょうか!?(@_@)
そして、紙版というのはこれです!
唐突に可愛い謎ウサギが登場!
絵本コースの右近あかね先生が「紙版画」を作ってくれました!
右近先生、実は大学時代にシルクスクリーンを専攻していました。
絵本コースの方は右近先生にシルクスクリーンについて聞くのも楽しいと思います!
紙版画は好きな形に切ったりドライポイントをしたりできます。
(黒くなったところがドライポイントをしたところです)
イラストレーターさんや絵本作家さんが使っていることもありますよ!
12月のブログでは紙版画を中心にご紹介しようかなと思います!
これからますます寒くなりますが、風邪などを召されませんようご自愛くださいね(^^)/
版画コース
山内あすな
山内 あすな
- Profile
- ‘14 京都精華大学大学院修士課程版画専攻修了
17th International Graphic Art Triennial Frechen (フレッヒェン/ドイツ)
‘15 東京国際ミニプリント・トリエンナーレ (多摩美術大学美術館)
‘16 Mini Print International of Cadaques (カダケス / スペイン)
‘17 Miniestampa TGB-eMe (メキシコシティ/メキシコ)入賞 - Message
- 版画の良いところはたくさんありますが、
私が気に入っているのは、作品サイズが大きくなっても軽く、
海外に簡単に送れるところです。
版画は学べば学ぶほど面白くなる技法です。
一緒に学んでいきましょう。 - ArtWorks