作品のいろんな完成形 ~額装やパネル張り~

こんにちは!
版画コース講師の山内です!
今月のブログでは「作品のいろんな完成の形」をご紹介したいと思います!

まず、2月におこなった「講師展」にて。私の作品は、こんな額装をして展示しました。

↑ボックス額(左)、デッサン・水彩額(右)
ちょっと写真だと分かりにくいですが、左のボックス額(箱額などの呼び方もします)は厚みがある作品を入れる事ができます。
この写真の作品場合だと、版画作品を「パネル張り」した作品を入れています。

額と一口に言っても、こんな風にいろんな額があります。
生徒さんたちの作品も見てみましょう!

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↑堀口さんの、「パネル張り」作品です!
これは額装をせず、版画作品をパネル張りにして完成した形です。


↑堀口さんは今回初・パネル張り!

アクが出ないように、事前にアク取り剤を塗っておいた木製パネルに張っていきます!
↑あえて側面にも絵が回り込むようにしました!オシャレです!

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↑小峰さんは銀色の額に薄紫のマットを入れました!
紺色のマットと悩みましたが、お部屋の感じに合わせてこっちに決めました。色合いが可愛いです!

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↑よこたさんも年賀状を額装!こちらは木のインパクトある額に黄緑のマットを入れました。
このマットには枠線を入れたおかげで、空間が良い感じに収まりましたね!


↑小峰さん、よこたさんはこんな感じで私が家から持って来た「マット・サンプル」を使い、作品と額の色に合わせたマットを選びました。

「マット」は作品保護の為、額のガラス面(現在は殆どがガラスでなくアクリルですが)と作品の表面をくっつけない為に入れます。
いろんな色があるので、マット・サンプルを合わせると結構面白いのです!
絵や額にピッタリなものが見つかるととても良い作品になるので、奥が深いです。
私の熱いセールストーク(?)により、よこたさんも購入…!
これからたくさんマットと額装で遊べますね!(^^♪

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以上、みんなの作品・完成例でした!
版画はシート(額装もパネル張りもしていない状態)での販売になる事も多々ありますが、飾るのであればやはり作家本人が額装したものが、「完成形」という感じがして私は好きです。
それに、楽しんでそうだな~と分かる額装はやっぱり観て面白いですよね。
皆様もぜひ色々やってみてくださいね!

山内

山内 あすな

山内 あすな
Profile
‘14 京都精華大学大学院修士課程版画専攻修了
   17th International Graphic Art Triennial Frechen (フレッヒェン/ドイツ)
‘15 東京国際ミニプリント・トリエンナーレ (多摩美術大学美術館)
‘16 Mini Print International of Cadaques (カダケス / スペイン)
‘17 Miniestampa TGB-eMe (メキシコシティ/メキシコ)入賞
Message
版画の良いところはたくさんありますが、
私が気に入っているのは、作品サイズが大きくなっても軽く、
海外に簡単に送れるところです。
版画は学べば学ぶほど面白くなる技法です。
一緒に学んでいきましょう。
ArtWorks
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