人物の筋肉構造と描き方のコツ〜人物を筋肉で捉えるオンライン講座
マンガアートスクールオンライン講座漫画講師 ohkubo と言います。
今回は、「マンガ講師による、画力アップ講座」のカリキュラムの一つである、【人物を筋肉で捉える講座】のお話を少しだけしたいと思います。
１．人体の筋肉構造と名称
キャラクターのさまざまな動きやポーズを描く時、人体構造を理解し筋肉の動きや結びつきを踏まえて描くことでバランスの取れたイラストになります。
筋肉は構造や名称が複雑なため描くことが苦手な人も多いと思います。
- 1.僧帽筋（そうぼうきん）
- 2.三角筋
- 3.大胸筋
- 4.腹直筋
- 5.上腕二頭筋
- 6.腹斜筋
- 7.上腕三頭筋
- 8.広背筋（こうはいきん）
- 9.腹斜筋
- 10.腕撓骨筋
- 11.超等速手根伸筋
- 12.前腕筋群
- 13.縫工筋
- 14.大腿筋膜張筋
- 15.内転筋群
- 16.薄筋
- 17.大腿四頭筋
- 18,前脛骨筋
- 19,腓腹筋
- 20,ヒラメ筋
- 21,長腓骨筋
これでも筋肉の一部です。しかも複合する筋肉の名称だったりする部位もあります。
たとえば【大腿四頭筋】なんか大腿直筋、外側広筋、内側広筋、中間広筋をまとめた名称だったりします。
とても、すべて覚えるのは大変ですし、あまり意味はありません。
ご自身の求める絵に合いそうな筋肉だけで大丈夫です。
例えば手を上げたポーズは大胸筋が盛り上がるとともに、その下部分の筋肉は移動し薄い状態になります。また、腕を上げる角度により筋肉の動きや陰影の濃さも変わりますのでよく観察しましょう。
筋肉が移動し薄くなった部分は線を薄く描き・陰影の濃淡を加減します。さらに僧帽筋を描き加えることで筋肉のリアルさが増し、自然な人体の動きを表現することができます。
２．ゴリマッチョ・細マッチョな人体の筋肉を描くコツ
マッチョな人体を描く場合であっても、ゴリマッチョと細マッチョとでは描き方が異なります。
ゴリマッチョが描きたいならある程度は筋肉の構成を知る必要はありますが、スリムや細マッチョでしたら、そう見えるポイントを抑えて体のライン、シルエットのメリハリが出るように意識しましょう。
ゴリマッチョな体型の人物を描く場合はただ単に盛り上がった筋肉を描くだけではなく、まずは肩や胸・腕の筋肉（僧帽筋・広背筋・三角筋・胸鎖乳突筋・腹筋など）の付き方を想像しながらアタリをとります。
筋肉構造を理解することはもちろんですが、マッチョであってもさまざまな種類がありますので、キャラクターのシルエットを想像してアタリをとり、描いていきましょう。
筋肉を理解するのはマッチョを描くことにあらず。
メリハリの取れたバランスの良い人体を描けるようになるのが目的です。
筋肉を理解するのはマッチョを描くことにあらず。
メリハリの取れたバランスの良い人体を描けるようになるのが目的です。
３．上半身・背中の筋肉を描く基本とコツ
描く頻度の高い上半身・背中には、多くの筋肉部位が集まっています。
大胸筋や三角筋はよく聞く筋肉部位の名称だと思いますが、そのほかにも肩から背中の中心部へかけてある僧帽筋という筋肉もあります。
前述の通り全ての筋肉を覚えるのは大変ですが、大胸筋・三角筋・僧帽筋は上半身・背中を描く場合に描く頻度の多い部分ですので、動きや結びつきを理解しておくと良いでしょう。
筋肉はそれぞれが結びつき連動しているため、一つの筋肉部位のみを理解し描くだけではリアルさが表現できません。
手や首、肩の動きによりどのように筋肉バランスが変化するのか。 さまざまな上半身の筋肉の動きを滑らかにえがくことができます。
４．人体イラストの上達のためには筋肉構造を理解しリアルに描くこと
<pこのように、人体イラストの筋肉を描くためにはただ単に盛り上がった筋肉を描くのではなく、解剖学的な視点を持って描くことで自然な筋肉の動きを表現することができます。
男子と女子、子供と大人では骨格が異なり筋肉のつき方も変わります。
また、各筋肉部位が連動しながら移動するため、厚みが出る部分や薄くなる部分があります。
人体の筋肉構造を理解し、シルエットをイメージしながらバランス良く描くことで、人体の筋肉は自然でリアルに表現することができるのです。
より詳しい筋肉は【人物を筋肉で捉える講座】にて！
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
アートスクール オンライン講座 漫画講師 ohkubo【くンち】