マンガならではの表現方法♪
たかぎみわ
こんにちは!オンライン講座マンガコース担当のたかぎです。
今回は、マンガならではの便利な表現方法をご紹介したいと思います。
マンガでは、話が進み展開していく中で、その時キャラクターが何を考えているのか、何をどう感じたのかが、読んでいる人にしっかり伝わらなくてはいけません。
それを伝える役割は、主にキャラクターの表情です。 泣いたり笑ったり、時には怒ったり…読者はそんなキャラクターを見て気持ちや感情を読み取り共感してくれますので、描き手はキャラクターの表情をきちんと描き分けることが大切です。
しかし!それだけではありません。 まずはこちらの絵をご覧ください。
この絵だとどちらも表情がないので、見ている人にキャラクターの心情を上手く伝えることができません。
そこで、この絵に少し描き足してみると…
なんと!
照れてる!
怒ってる!
焦ってる!
…と、表情がなくても後ろ姿でも(笑)、キャラの心情がちゃんと伝わってきます。
このように、ちょっとした符号(漫符と言われています)を付け足すだけで、顔が見えなくても気持ちを表現することが出来ます。
普段マンガを読む時には、無意識のうちにこんなところからも感情を読み取っているのですね。
改めて考えてみると、けっこうすごくて便利だと思いませんか?
ただ、やはり記号だけでは細かい部分までは表現できません。
表情や、コマ割りで作る「間」等と合わせることで、より細かい感情の表現が出来るのです。
漫符・表情共にたくさんバリエーションがあるので、色々組み合わせて感情豊かなキャラクターを作ってみましょう!