イラスト作成の基本をオンラインで学ぶ〜立ち絵制作の上達方法

1.現在の職業と、
オンライン講座受講の経緯

【コミックイラスト講師：ダムるし】
今回は、アートスクールオンライン講座で、コミックイラストやデッサンを学んでくださっているSさんの お話を伺いました。
まずはSさんの自己紹介と、イラスト（コミックイラスト）を描きたい、学びたいと感じたきっかけを教え てください。

【受講生：Sさん】
実はコロナの給付金で、他の趣味のためにiPadを買ったのがきっかけです…。
わたしはTRPG(=テーブルトークRPG。会話をしながらサイコロを転がして進めるゲームのこと)を遊 んでおり、そのための立ち絵が描きたいという気持ちは以前からありました。
ただ絵を描くことには子 供のころから非常に苦手意識があり…。
友人の勧めで無料で使えるお絵描きソフトをダウンロードして、最初は絵の練習サイトを見ながら見 様見真似でお絵描きをしていました。

授業初回と、成長後の比較。
ものすごく丁寧に描き上げられるようになっています！
素材も利用して、全身イラストを自力で仕上げられるレベルになりました。

【コミックイラスト講師：ダムるし】
ありがとうございます。
iPadが普及して、気軽にイラストを描くことに挑戦しやすくなったのはほかの皆さんにも言えること かもしれませんね。

※Sさんがイラストを描くきっかけとなったTRPGは、最近SNSや動画サイトなどでかなり流行しているジャンルです。
ゲーム中に自分の作ったキャラクターが登場するので、全身イラストを作成して会話パートに使用すると、表情だけでなく動きで性格を表現することもでき、視覚的にイメージがつきやすくなります。
バストアップのイラストでも良いのですが臨場感がより感じられるなどの理由で全身の立ち絵を用意している方が多くなっているようです。
使用するキャラクターイラストは自身で作成する以外にも、販売サイトやSNSで個人のイラストレーターへ有償依頼する、配布されている商用OKのフリー素材や画像等を利用するなど様々な方法があります。

2.アートスクール大阪オンライン講座
デッサンコースに決めた理由

【コミックイラスト講師：ダムるし】
アートスクールオンライン講座でイラスト制作を学ぼう！と思ってくださったきっかけは何でしょうか？

【受講生：Sさん】
以前からSNS等で作品を拝見していた先生が在籍しており、直接講義が受けられる点を魅力的に感 じたため無料体験を申し込みました。 自宅で講義が受けられて、かつチケット制で受講のタイミングが自分のペースで選べること、平日夜 や土日の日中など講義の時間帯が生活スタイルに合っていることが決め手になりました。
コロナ禍で職場から自宅待機の指示が出ていた頃には、平日お昼の枠にも助けられました。

【コミックイラスト講師：ダムるし】
コミックイラストは、とくにSNSで活躍のPRをしている先生も多いので、より身近に感じていただける のではないでしょうか！

3.自分のペースで学べる魅力的な
オンライン講座のカリキュラム

【コミックイラスト講師：ダムるし】
実際に受講してみて、いかがでしたでしょう？
魅力的に感じられた点などお聞かせいただければ嬉しいです。

【受講生：Sさん】
主に受講していたのはコミックイラストの講義ですが、他のジャンルの講義も受けられたのは自分に とって本当によいことでした。
特にデッサンの先生には非常にお世話になりました。イラストをゼロから始めるわたしにとって、「物 を観察する」訓練をデッサンを通じてさせてもらったのは得難い経験に思います。
始めは歪みのない立方体を描くのも難しかったところから、訓練を重ねるうちに歪みが認識できるようになり、自分の「目が育つ」のが体感できました。
またイラストの先生がいわゆる流行りの絵の描き方を教えるのではなく、人体のバランスの取り方や陰影、奥行きや光などイラスト全てに通じることを教えてくださったことに感謝しています。
わたしの描きたいものを尊重してもらいつつ、フィードバックを頻繁に受けて形を整える訓練を重ねて いくことで成長が実感できた気がします。
自宅での練習法、また自分の描きたいもの、「好きなもの」を見つけていこう！というアドバイスを具 体的に頂けたのもありがたかったです。

こちらは初回の授業でアドバイスさせていただいた内容の一部です。
絵柄や画力に合わせて、少しずつ、できるところから進めていきます。

【コミックイラスト講師：ダムるし】
Sさんは非常に意欲的で、こちらからお伝えした内容のみならず、積極的に新しいモチーフに取り組 んでくださったりと……授業をしていてこちらもとても楽しいです！

5.今後挑戦してみたいことは

【コミックイラスト講師：ダムるし】
開始してからかなり上達されたなあと感じますが、これから挑戦してみたいことなどはありますか？

【受講生：Sさん】
「立体」への理解を深める、シワや影の描写をパワーアップする、塗りの手数を増やすなどが目標です。人体への理解を深めるため、解剖学も学んでみたいです。
またわたしは人間の顔にあまり関心がなく、顔を描くのを楽しくないと感じることが多いです。
2023年はもうちょっと人間の顔に興味を持ち、描き込んでみようかな…というのも目標のひとつです。
TRPGのための立ち絵だけではなく、背景のある一枚絵も描いてみたいと思っています。

【コミックイラスト講師：ダムるし】
イラストを描く時には影の描写はとても重要ですね。服装や素材・ポーズによってシワや影のおとし 方は異なりますので、人体構造を理解することはとても良いと思います。
今後は顔を書き込むことや、背景のデザインも含めた一枚絵を描くなど、しっかり目標設定をしてくだ さっていて頼もしいです。
人物の顔・表情は、差分を描くことも良い練習になりますので、またぜひ授業で対応せて いただければと思います！
今回はインタビューにご協力くださり、本当にありがとうございました！

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