逆向きの顔もラクに楽しく♪

初めまして。
オンライン講座マンガコースのたかぎです。

今回は、キャラクターの顔を描く時に悩みがちな「逆向きの顔」について少しお話させていただこうと思います。

マンガやイラストを描こうと思ったきっかけは人それぞれかと思いますが、面白いマンガに出会って、「自分もこんな可愛い(かっこいい)絵が描きたい!」と思った方が多いのではないでしょうか?

まずはその作品の絵を真似して、学校のノートやプリントの裏にこっそり主人公の顔を描いては消してを繰り返し、慣れてくると自分が考えたオリジナルのキャラクターを描くようになり…

そして、ある日気づくのです。
「逆向きの顔が描けない」と(笑)。

自分が描きやすい向きの顔は描けるのですが、その逆向きは、実際に描いてみると予想以上に難しいのです。

落書きを楽しんで描いている時はいいのですが、マンガを描くとなると、同じ向きの顔でばかりキャラクターを登場させるわけにはいきません。色々な向き・角度から顔を描く必要があります。

しかし何度も描き直していると、「全然思うように描けない…」と、絵を描くモチベーションもだんだん下がり、最悪、もうその作品自体を描くのをやめてしまうことも少なくありません。
ちょっとしたことなのですが、この描けないというモヤモヤがけっこうな高さのハードルになってしまうのです。

そこで、少しでも描くのが(いい意味で)ラクになるように工夫してみましょう!

まず、描きにくい向きの顔を描いたら、デジタルでの作業の場合は左右を反転させて、アナログの場合は原稿を裏返して裏から透かして、顔全体やパーツのバランスをチェックしてみましょう。
向きを変えて見てみると、どこがおかしいか等、違和感に気付くことができて、修正もしやすくなります。

ブログイラスト1


それでもどうしても直せない時は、最初に描きやすい向きで描いた後で左右反転させてしまいましょう!
アナログの場合は、原稿の裏に描いた描きやすい向きの顔を原稿の表からトレースします。もしあれば、トレース台を使うと便利です。

せっかく作ったキャラクターを、そのワンシーンが描けないからとお蔵入りにしてしまうのはとてももったいないですよね。
自分がイメージしたように、最後まで楽しくめいっぱい動かしてあげたいものです。

ブログイラスト2



オンライン講座マンガコースの「顔」のカリキュラム1回目は、アタリの取り方の説明から始まり、比較的描きやすい斜め向きの顔の練習からチャレンジしていただきますので、これから絵を描いてみようかなと迷っている方や、描き始めたけどなかなか上手く描けないとお悩みの方も、ぜひ気軽にお越しくださいませ♪
まずは一緒に、楽しんで描いてみませんか?(*^^*)


 

たかぎ みわ 【マンガ】

たかぎみわ
Profile
京都産業大学外国語学部卒業
白泉社LaLaや小学館ベツコミで入賞
作品の投稿と並行して複数の漫画家アシスタントを経験
Message
マンガ制作は根気のいる作業ですが、作品が完成し、
思うように描けなかったものが少しずつでも描けるようになると描く楽しさは何倍にもなります。
そんな「楽しい!」と思える瞬間を増やすお手伝いができれば、と思います。